メタバースプラットフォームであるSpatialと、ビルダーのコミュニティプラットフォームであるSandstormが共催されたレーシングゲームの開発コンテストで、東京キティドリフトが優勝しました。応援ありがとうございます。
賞金として125,000 Spatialコインをいただき、SpatialのYouTubeライブストリームに出演させていただきました。
Spatialが運転できる機能を導入しましたので、多くのクリエーターさんたちが乗り物をつくりはじめました。私達も同様に乗り物を作っていました。バーチャル上で乗り物に乗る体験は、車に乗るだけではなくて、みんなでバスツアーに行く、鳥の背中に乗る、ナウシカのメーヴェのような飛行機に乗る、象の上にのってジャングルを探索するなど、いろいろな可能性があることに気づきました。
また、そういった、リアルでは体験できないことが面白いので、クリエーターさんたちも、本当にユニークな乗り物をたくさん作って見せあっているうちに、サーキット場が、コミュニティの場になっていくのを感じました。
もともと私達はメタバースを「コミュニケーションプラットフォーム」として捉えていますので、「レースを切り口にしたコミュニケーションプラットフォームを作ろう」と考えたのです。
一番最初に作った東京キティサーキットでは、レーシングカーを使用しているため、乗っている人の顔が見えません。人と知り合い、仲良くなるためにはアバターの顔が見えることが必要だろうと思い、東京キティドリフトでは、カートタイプを導入し、カーレースを切り口にコミュニティが作れるかどうか、挑戦しています。
Spatialで配布されている車のスクリプトを、以下の点を中心に改造しました。
・車の安定性を向上
・ブレーキ、NOS機能の付与
・スマートフォン専用ボタンの開発
・タイマー機能の付与
・タイマー情報をもとにスコアボードの開発
・レース中に使えるアイテムの開発
コミュニケーションを促すためには、対戦相手の存在が必要だという仮説を持っています。これはスポーツと同じで、相手に勝つという共通目的のもとにチームが存在し、コミュニケーションがうまれます。そこで東京キティでは、「チーム戦」を可能にする仕組みを導入します。同時に、「レースでの勝利条件」が「タイム」のみではなく、多様な人が参加できるよう、さまざまな勝利条件を生み出していく必要があると考えています。